【技術向上】研究部会報

「会報は内容が難しい」
ときどきいただく感想ですが、個人投資家だから売買そのものが極めて自由、「自分で決めていく」ことがあって「ちょっと面倒くさい」と感じるからでしょう。
 
会報は、読者が少しずつ、自分で自分の行動を決めていくための読みものを集めています。
 
また、デリケートな部分について、いつでも無料で相談が可能です。
未来の株価がわからないのは私たちも同じですが、無限にある選択肢をグッと絞り込むお手伝いはできます。
 
「悩み」を整理し、「迷い」をゼロにして実践、そして再び考える──ただ売り買いして一喜一憂する状態とは一線を画した状態で『前進』することが可能です。
 
そのために、林投資研究所では、FAI投資法(低位株投資)、うねり取り、中源線建玉法といった手法を提唱し、それをモデルに一人一人に合った“自分流”を大切に考えています。
 
1001_350.png
 
 
最新の2021年11月号は今週、発行したばかりです。
 
次号(2022年1月号)からは、各種のテクニカル分析を検証して実践的な使い方をさぐる連載「テクニカル分析を極める(仮)」がスタート! 著者は、日本テクニカルアナリスト協会の理事長、古城鶴也氏です。

【禁止事項】とりあえず○○

個人投資家の売買(トレード)は、極めて自由です。
 
上げを狙う「買い」でも「カラ売り」でもOK。
50銘柄に分散でも、1銘柄に集中でもOK。
そもそも、対象が株でなくてもOK──なんでもあり!
 
どうしても、ユルくなりがちです。
ガチガチに緊張した状態ではいけませんが、結論の先送りだけは避けたいのです。
 
最もいけないのは、「とりあえず」という言葉を安易に使うこと。
とりあえず買っておく、とりあえずそのまま……なぜだか、ポジションを増やす(減らさない)方向に傾くのです。
 
ただし、禁止事項は心理的に守りにくいし抑圧的なので、肯定形のほうがいいですね。
「自分の狙いをハッキリさせる」「その狙いどおりのポジションを取る」というのが、正しい行動のイメージです。
 
「とりあえず」がキケンなのは、状況がわるいときだけではありません。急に評価益が増えた、大きくプラスの方向に動いたときも、ユルい気持ちを許さないほうがいいでしょう。
 
YouTube動画の「こんなときどうする?」シリーズ3回目は、持っている株がストップ高したときの対応をテーマにしました。
 
211124_350.png
 

【こんなときどうする?】ポジションを抱えて暴落

強気の見通しで買いポジションを抱えていたら暴落……。
「なぜ?」と考えてしまいますし、「対処方法はなに?」と慌てます。
 
見込み違いだから損切りしてポジションを減らすしかないのですが、どの銘柄を落とすべきなのか?
 
そんな状況下で正しく行動するためには、行動指針を決めておくだけでなく、自分の心理状態を含めて論理的に考えて、その理屈を100%納得しておくことが絶対条件です。
 
こうして、有事の際に行動できる、ちゃんと使える売買テクニックをゲットするための動画を作りました。
 
211117_350.png
 

【こんなときどうする】損切りか持続か迷う

買えば下がり、売れば上がる……
期待が大きいことも相まって、感覚的には「いつも逆に動く」のが相場です。
 
自分の決断と行動に悔やみながらも、なにか対処しなければなりません。
あらためて、決断と行動を求められるのです。
 
買ったら下がって「損切りが正解?」と感じながらも迷う──最大の相場あるあるかもしれませんが、ここで迷っていたら混乱しかありません。どう考えればいいのでしょう?
 
YouTube動画で新たにスタートしたのは「こんなときどうする」シリーズ。
第一弾を公開済みです。
 
211110_350new.png
 

【最重要課題】売りのテクニック

売買は「売り」と「買い」で成立します。
「売り」は、行動の50%を占めるのです。
 
でも、株は“買って持つ”イメージが強く、「売り」に意識が向きにくいのです。社会人、オトナの自然な心理だと思います。
 
この偏りが、株式投資においてジャマをします。
行動のすべてが、マイナス方向に引っ張られてしまいます。
 
でも、脳内のイメージを修正するのはカンタン!
そんな狙いの動画を、11月3日にアップしました。
 
20211103_350.png
 

【普遍の売買法】うねり取りマスターセット

「うねり取り」は、昭和の相場師が好んだ手法ですが、1998年に初版発行の『うねり取り入門』は現在、34刷に至っています。
 
20年以上が経過し、そのころに生まれた人が社会人、さらに前のバブル期に生まれた人はすでに30代……でも、「うねり取り」の本が版を重ねて売れつづけています。
 
マーケット参加者も、時代とともに科学的アプローチに傾いている一方、極めて個人的な感覚で対応する「うねり取り」の手法が、多くの人に認められているのです。
 
好きなやり方で、自分が好きな値動きを狙うのが、私たち個人投資家のシゴトです。
でも、「うねり取り」という手法、その根底にある思想や哲学に、いちどは触れてみてほしいと強く思っています。
 
林投資研究所で新たに設定したセット商品は、「うねり取り」のど真ん中2冊。
 
輝太郎が残した『【詳説】うねり取り実践 ~株式売買記録と解説~』はタイトルのとおり、生々しい実際の売買記録に、輝太郎が実践的解説を加えた貴重な書籍です。
 
私の著書『うねり取り株式投資法 基本と実践』は、古典的うねり取りの解説に加え、未来の視点を意識して執筆しました。
 
20051FB_350.png
 

損切りより利食いのほうが難しい

損切りが難しい……そんな説明にフォーカスすると、さらに難しいものになってしまいます。

(必要な)損切りを、適切なタイミングで実行する──これが、私たち実践者が目指す行動スタイルです。そのためのヒントを、短い動画で紹介しました。

→ 視聴はこちら(林投資研究所YouTubeチャンネル)