林投資研究所の「相場用語集」は、プレーヤー目線の実践的な解説です。
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前回、「言葉の捉え方」をテーマにしましたが、おかしな間違いも日常たくさんあります。
相場用語で「なし」「取り消し」を意味するのが「マル」。
顧客からの電話があると保留して「林さ~ん、3番、○○さ~ん」。
外出している場合は「マル~」。
できるだけ省略して素早く話を進めるのが業界の文化です。
でも「マル」の意味を知らない新人は、「わかった、伝える」だと勘違い・・・外線を保留にしたまま放置することがあります。
「キャッシュポジション」という相場用語があります。
文字通り「現金」なので、本来のポジションではありませんが、「いつでもポジションを取ることのできる余裕資金」という姿勢は、
ポジション操作を繰り返すトレードにおいて、大切なアイデアです。
ヘンな先輩から相場を教わった個人投資家は、「まずは現物で買い、慣れたら信用取引でレバレッジをかける」のが当たり前だと考えるようですが、とてもキケンです。
どこかでドボンします。
「マル」という言葉があるんだ! こう思えば、「ポジションをゼロにする場面も必要かな?」とアイデアが広がります。
積極的にキャッシュポジションを増やす(いわゆるポジションを減らす)ことに抵抗感が薄れます。行動に幅が出ます。
ときどき、自分が使う相場用語、外部からの情報でキーとなる表現などを、チェックしてみることも有効です。
実は意外だったのですが、アクセス解析の結果を見ると「相場用語集」がけっこう人気なのです。
(後記)
台風25号は週末、日本海を北上するとの予報です。
影響がなさそうな地域でも、注意しておくべきです。
よい週末を!