7月と8月の放送では、林投資研究所が30年以上つづけている低位株の手法「FAI投資法」を解説しました。
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“ボヤきのノムさん”の異名をとる元プロ野球選手、監督の野村克也さん。
理想があって、理想通りには事が運ばないからボヤく、問題なし、とのこと。
でも、グチはだめ。理想がない状態だからだそうです。
※HUFFPOST「あの人のことば」所載
→ 元記事はこちら
ポジションを取る前には、理想の結末を思い描きます。
「どうかなぁ……」で出動してはいけません。
常に、理想型を基準に対応を考えるのです。
損切りの難しさが話題になることもありますが、理想の結末が明確になっていれば本当はカンタンです。
延長で“許容範囲”も明確になり、「そこから外れたら切るだけ」と行動まで明確になるからです。
損切りが難しいのは、「その場だけの感情」を大切にするからでしょう。
冒頭で紹介した記事によると、野村克也さんは、30年間常に完全試合を狙い、1回も達成できなかったそうです。
理想が非常に高い。しかし現実はちがう・・・いつもボヤきながら、しかし「最善の策」を考える習慣が、一流を維持できた理由のひとつだと思います。
この玉を切らないと、1週間後にどうなるか……
1カ月後に、どう思うだろうか……
「おい、答えろよ!」と、厳しく自問自答する姿勢も必要です。
──「手仕舞い論」は、次号につづく──