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投資家のオフ会、投資クラブ、勉強会……集まることに大きな意義があるはずですが、カネのことで集まったのにカネでトラブるのが“あるある”です。
FAIクラブは1984年の発足、すでに30年以上も継続しています。
最新刊で詳しく説明していますが、クラブで手がけている「FAI投資法」のルールは29項目あります。
ただし、会のルールはいたってシンプル。
・売買は個人で行う
・知り得た個人情報を口外しない
・エンピツ1本さえ貸し借りしない
同じ手法を研究・実践するという、しっかりした軸がありますし、林投資研究所が主宰しているので安定性が生まれるはずですが、そのうえで不要なトラブルを避けるべくルールを定めているのです。
よく、無料の株式セミナーで知り合った人と意気投合し、「先日も深い議論を交わした」と聞くこともありますが、「妙な投資案件に誘われた」なんて話が圧倒的多数です。
誘った人がアブナイ集団の一員だったり、その人自身もだまされていたり……積極的に運用しようとしているので、引っかかりやすいのです。
「たった10円でも、借りたことを忘れるな。できれば借りるな」
「おごるときはケチケチせずに出せ」
両親から教わったことを思い出します。
カネの哲学は人それぞれでしょうが、売買の具体的な判断も含めて「カチッと線を引く」部分は必要です。