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連載「相場のこころ トレードの本質」その34
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擬音と感覚的な表現で有名なのは、ミスタープロ野球、長嶋茂雄氏ですが、相場業界の人間も「ククッと上がってきたら……」とか「ストン」とか、そんな表現をよく使います。
拙著『凄腕ディーラーの戦い方』に登場する本河裕二氏は、値動きに対する「利益の取り方」を3つに分類しています。
「乗る」「張る」「切り取る」だそうです。
いわく、
「私は、動いたらスッと乗って、ちぎって終わり。でも、また乗っていく」
「上がるだろう」と考えて仕込む行為は、どんなに地味でも「張る」に分類されるそうです。彼にとっては。
「切り取る」は割愛しますが、彼がくっきりと区分する「乗る」と「張る」って、私にとっては同じなんですよね。
でも、話を聞いていて実に面白かった!
誰にでも売買の“かんどころ”みたいなものがあるのですが、なにをどう説明したって万人が納得することはありません。
自分だけがわかればいいのです。
そんな「自分だけの言葉」「自分だけの感覚」、もっていますか?
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