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連載「相場のこころ トレードの本質」その30
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韓国料理は、きれいに盛りつけたものを“まぜまぜ”して食べるものが多いようですが、国や地域によってはとても不評だとか。
私は、韓国料理ならば“まぜるもの”、まぜて食べるべきだと思いますが、目の前でカツ丼をまぜられたら食欲が失せます……。
ものの見方というのは人それぞれ、また、そのときの状況によって異なります。
中源線のように「上げを見て陽転」「下げを見て陰転」は順張りだと称されますが、「安値圏の出口で買ったら逆張り」と認識することもできます。
上げ波動に入ってから押し目で買いを入れるやり方について、「順張りの中の逆張り」と表現する人もいます。
新刊『凄腕ディーラーの戦い方』に登場する沼田武(アンディ)氏です。
波動の捉え方は順張り、玉の入れ方は逆張り、ということですね。
でも、実践においては、呼び方なんてどうでもいいのです。
また、沼田氏のやり方と「動きがないうちに安値を拾う」やり方を比べて優劣をつけることもできません。
それぞれに一長一短がある、ということです。
さらには、けっこうカチッとした売買ルールがあっても、捉え方はマチマチになるでしょう。
見え方、表現の仕方(言葉の使い方)、行動のあり方……自分なりに整合性がとれていればいいのです。
ちまたにあるサラッとした説明は、わかりやすい、助かる、ということで「これだ!」と落ち着くのですが、ある意味、要注意です。
究極は、「この銘柄が上がります」って情報ですね。
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