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Yahoo!オークションで、タイムマシンが売りに出ているのを見ました。
「色は?」「何人乗りですか?」「乗り物酔いの心配は?」などなど、たくさんの質問が並び、出品者がひとつひとつ丁寧に答えていました。
笑いのクオリティが実に高いですね!
私たちトレーダーは、ほとんどの場合、チャートを見てポジション操作を考えています。しかし、株価のチャートそのものを否定する意見もあるのです。
取引所で、常に同じメンバーが売り買いしているのなら、今日の価格も昨日の価格も同じ基準で観察できるでしょうが、「売りたい」「買いたい」という個別の注文について条件が合致する、次に別の個別注文が出合う、というだけのこと。だから、数ある取引を「連続したもの」としてチャートを作るなんてヘンだという論理で、チャートというもの自体が成立しないという主張です。
なるほど、一理あります。
これに対して、以下のような反論は、どうでしょうか?
- “連続性”の面でチャートに疑問があるなんて、百も承知。
- でも、時間の経過という要素を入れて値動きを確認しないと、最大の関心事である「トレンド」を浮かび上がらせることができない。
- だから、不完全なことを受け入れ、便宜的にチャートを描画している。
企業のファンダメンタルに関するデータを持ち出しても、天底の見通しなど立たないし、何もつかみどころがありません。仕方がないので、チャートに「上げ下げというトレンドがある」と仮定して、それを見出す、というか自分なりに定義した方法を利用するしかない、ということです。
その判断基準は、それこそ星の数ほどあり、同じ銘柄について、手法Aでは「売り」、手法Bでは「買い」、手法Cでは「判断不能」、手法Dでは「待ち」というように、さまざまな答えがあり得ます。
こんなふうに、ふだん何気なく行っていることを分解して考えると、次のようなことが明らかになります。
- チャートによる判断を全くブレずに継続することは可能
- でも、予測の結果は当たったり外れたり
- したがって、予測とポジション操作をバランス良くからめる必要がある
いずれにしてもチャートは、常に過去の状態を示しているだけです。
これをどう認識するか──来週発行の『研究部会報』5月号に掲載の読み物、「投資の基礎知識」をお楽しみに。
(相場の予測とは何か ~相場の時間軸「過去・現在・未来」~)
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