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でも、そんなものばかり使っていては脳細胞が衰えると思い、地図を見ながら計算してみました。ここが高速道路で平均時速が……と区間ごとに計算して積算したところ、東京-金沢間がなんと15時間! 絶対に間違っています。
すでに脳細胞が衰えていることがわかりました。
数式を使って何かを計算し、とんでもなく誤った答えを出すことがあります。
でも、「地球と月の距離」ではなく「東京から金沢まで」ならば、距離や時間を感覚的につかんでいるので、大きくずれた答えにはすぐに気づきます。
宣伝文句にひかれてトレードシステムを購入したが、ロジック(判断基準などのルール)がわからない──こういう状態なのに、一定の金額を突っ込んで売買している人がいます。
中源線建玉法のように、すべて公開しているものはないかもしれませんが、特性や特徴などについて、ある程度まで開示しているものでないと、継続的に利用するのは不安です。
また、単なる予測法にとどまっているものも疑問です。
予測と一体のポジション操作が定められていて、納得できる説明が必要です。
「炒めます」とか「茹でます」だけでは、ちゃんと料理できません。
トレードは、すべて数字で示すことができます。
ところが、数字では片づかないもの、人間が抱える期待、不安、恐怖、楽観、悲観……こういった事柄が意外な決定打として行動を決めているものです。
でも私たちは、「頭で合理的に判断している」つもりなので、このギャップが、「東京-金沢間が15時間」といった誤りを放置してしまうのです。
3月7日放送の「こうして儲けろ! 中源線トレードのツボ」では、これら現実の諸問題を考えて深く切り込むことを意識しました。
ぜひ、ご覧になってください。
放送動画と、詳しい解説をするフォローアップブログへのリンクは、中源線研究会のWEBページにまとめてあります。
林投資研究所で40年以上続いている、プレーヤーのための定期刊行物。
★中源線建玉法
最古のトレードシステムといわれる中源線は、シンプルなルールなので感覚的に捉えることが可能です。
★林投資研究所
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