ストップ(ロスカット及び利食い)の考え方 | ついてる仙人

損切りについてコメントをいただきました。


なぜ損切りをするのでしょうか。

損をすることがわかっているのに損切りをします。

損切りしたら損失が確定するのです。

それなのに私達は損切りをします。

その理由は資金の減少を最小限に抑えるためです。

相場から退場しないようにするためです。

損切りの方法は多くあります。


エントリー条件否定がロスカットの基本ですが、ロスカットには多くの種類があります。

●価格のストップ
●パーセントストップ
●マネーマネージメントストップ
●ディザスターストップ
●テクニカルストップ
●タイムストップ
●トレイリングストップ



●価格のストップ

価格のストップは、単純で分かりやすいです。

エントリー価格からマイナス何円になったら損切りをするというルールのストップです。

1回の売買における損失を一定額に限定する為のストップです。

問題になるのは、エントリー価格から何円離れた価格をストップ価格に設定すればよいのかということです。

エントリー価格からストップ価格までの設定幅が狭すぎるとすぐにストップにかかります。


●パーセントストップ

これも簡単なストップの方法です。

エントリー価格から何%株価がエントリー方向と逆方向に動いたかでストップ価格を設定するという方法です。

価格のストップと非常に近い感覚のストップです。


●マネーマネージメントストップ

マネーマネージメントストップは書籍により複数の違う説明がなされていますので理解しづらいかもしれません。

私の考えでは、マネーマネージメントストップという名称なので、

自分の資金量により許容できるリスク、1回のトレードでの最大許容量をストップに設定するということだと思っています。


●ディザスターストップ

「disaster」を辞書で引くと、思いがけないとか災害という意味になります。

スウィングトレードなどで使われるストップで、ストップの位置を現在価格から大きく離れたところに置く方法です。

ストップ価格が現在の価格から大きく離れているので通常めったにロスカットにかかることはありませんが

テロなどの大きなニュースなどがあるとストップアウトして、

自分の資金をすべて失うなどの最悪の事態は避けることができるというストップの方法です。



●テクニカルストップ

これは、テクニカル分析に基づいてストップ価格を決めるストップです。

テクニカルを使ったストップなのでテクニカルによりストップの設定方法が異なります。



●タイムストップ

エントリー後手仕舞いする一定の時間を決めておき、その時間内に利益が出なければ一旦トレードを止めるというストップです。



●トレイリングストップ

買いエントリーで相場に参加した場合、相場が自分のシナリオ通りに動き株価が上昇すれば含み益が膨らんでいきます。

この時点ではエントリー前に決めたストップポイントより現在の価格は大きく離れている状態にあります。この状態から株価がエントリー価格に戻ると含み益が減り、さらに下がれば含み損になってしまいます。

含み益であってもせっかく得た利益は失いたくないし、反転しストップに掛かり負けトレードで終わるのはもっと嫌ですね。

含み益があってもその建玉を返済し手仕舞わなければ実益にはなりません。

取らぬ狸の皮算用ということにもなりかねません。

そういう時にロスカット価格を自分の思惑通りの動き、利益の上がっている方向に移動するストップをトレイリングストップと言います。

利益を確保しながら利益を伸ばすというストップの手法です。

このストップはとても有効なので私は大好きです。

複数枚売買を行う場合、最後の数枚はこのトレイリングストップを使用して手仕舞いをします。





これらのストップの中から、自分にあったストップの方法を見つけることです。


トレイリングストップは利食いに使うので、ロスカットのストップには使いません。





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