休みの日に街に出ると、多くのモノの誘惑にかられます。
ウィンドウショッピングのつもりが、どうしても欲しくなって買っちゃうことってありますよね。
人は何か品物を買う時、一般的に人から勧められて買ったものより、自分の判断で買ったもののほうが、満足度が高いという傾向があります。
これは実際に品物が良いものか悪いものなのかは関係なく、誰の意志で選んだのかが影響してくるという不思議な心理です。
この理由というのは、
「人は誰でも自分が高い能力を持っていて、かつ自分自身で判断やコントロールができる」
と思い込む傾向があるからです。
これは、「自信過剰バイアス」とか「コントロール・イリュージョン」と言われるもので、誰にでも多かれ少なかれこの傾向があります。
株式投資を始めて1年や2年儲かり続ける人がいます。
ひとつの例では、2013年か相場に参加している人の多くは株式投資で2年ほどは儲かっていたようです。
その理由は誰にでもわかりますよね。
2012年の年末の日経平均株価は9000円台でしたが、2014年末の日経平均株価は18000円まで2倍になっています。
アベノミクス効果により、株価が大きく上昇したのですね。
適当な銘柄を買っていたとしても大きく上昇している可能性が高いのです。
ですから、儲かっているのです。
この様な経験をしている人は、
「なんとなく株を始めてみたけれど、株って儲かるもんなんだなぁ」
「いや、株が儲かるのではなく、自分は株式投資の天才なのかもしれない。」
と思ったりします。
しかし、永遠に上がり続ける相場というのはありませんから、いつかは必ず大きな下落に出会うことになります。
そうなった時には、それまで儲かっていた人たちの多くが損失を被ります。
損失を被った時にはどんな言葉が出るのでしょうか。
「今まですごく上手く運用していたのに、悪材料が続いたものだから損をしてしまった。」
「想定外のニュースがあったのだからこの損失は予測できなかった。」
このように、儲かったのは自分の実力で、損したのは外部要因のせいと思い込むのです。
これが、「自信過剰バイアス」そのものです。
不思議なことに、株式投資をする人の多くは、この自信過剰バイアスに陥る傾向が強いようです。
結果として、いつまで経っても自分の失敗を認めることが出来ず、反省をしても、その反省を次のトレードに活かすことができなくなってしまうのです。
これって、投資に限ったわけではありません。
サラリーマンの場合、多くの人がこのバイアスに陥るのです。
そして、それは人事評価に対する不満という形で現れます。
仕事に対する自分自信の評価は上司の評価より高くなる傾向があります。
自分の実力はもっと上なのに評価してくれないということになるのです。
人事は自分の能力をちゃんと評価していないという不満になるのです。
これは、ほぼ間違いなく自信過剰バイアスと考えてもいいでしょう。
自信過剰バイアスがまずいのは、それが、「冷静に分析して判断する」ということを出来なくしてしまうからです。
トレードで損失を被った時に、その理由を環境や悪材料のせいにしてしまうことで失敗した本当の原因がわからなくなり、
いつまで経っても上達しなくなってしまうのです。
この様なことをなくすためにも、毎日しっかりと相場日誌をつけて、その日のトレードの復習をしていかなければなりません。
その日の復習をするのにもドリームチャートなどの練習ソフトが役立ちます。
ドリームチャートは15日間の無料お試し利用ができます。
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場が引けた後に、データ更新をして、その日の動きを再生しながら、もう一度トレードするのです。
こうすることにより、実際のエントリーポイントが早すぎたのか遅すぎたのか、それともしっかりと思ったところでエントリー出来ていたのかを判断することができます。
そして、早すぎたり遅すぎたエントリーの場合は、なにがその原因だったのかを調べ、次のトレードからは同じことを繰り返さないように確認していけばいいのです。
実売買をされている方も、毎日復習をかかさずに行ってくださいね。
明日のチャートを見ることができて予習ができると最高なんですけどね。(笑)
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