日経225先物やFXというのは、自分自身で考え、自分自身で判断をしてエントリーをするものです。
個別銘柄だってそうです。
それなのに、銘柄選択や売買時期を人まかせにしようとする人がいます。
巷に出回っている情報商材には、売買銘柄の配信やトレード時期の配信をしているものがあります。
自分で考えなければならないと分かっているのにこの様な商材を買う人は後を絶ちません。
なぜそうなるのかというと、行動経済学の観点から考えると、これには2つの理由があるのです。
それは、「情報不可に寄る思考停止」と「後悔回避」という心理状態によるものなのです。
まず、一つ目の「情報不可に寄る思考停止」です。
人間は白か黒かという具合に比較的単純に答えを出せるものは得意なのですが、判断をする要因が多くなればなるほど
脳の中で情報を処理することが難しくなり、考えるのが面倒になって人に頼りたくなるという感情が出てきます。
複雑な悩み事が出てくると占い師に見てもらいたくなるという心理です。
トレードにおいては、市場全体の動向やトレンドの方向、調整なのかトレンド方向への動きなのか、
調整になってからどのくらいの時間が経過し、どのくらいの割合の値幅になっているのか、
オシレーターは買われすぎなのか、売られ過ぎなのか等、多くの要因を考慮して判断する必要があります。
あまりにも考えるべき情報が多いために、こういうことを考えるのが面倒で思考停止に陥ってしまい、
「とにかく儲かりそうな銘柄を教えてくれ!とにかく利益になりそうなエントリー価格を教えてくれ!」
ということになってしまうのです。
でも、これはコイン投げに頼るのとあまり変わりません。
当たるかもしれないし、当たらないかもしれないのです。
おそらく、聞いている方も確実に教えてもらった銘柄が上昇するとは思っていないでしょう。
教えてもらった価格で買えば確実に利益になるとは考えていないでしょう。
それにも関わらずなぜか人に聞こうとするのです。
このなぜか人に聞こうとする心理が、もう一つの理由である「後悔回避」なのです。
エントリーするかしないかを決めるということは度胸のいることです。
買った場合に絶対に上に行くとは限りませんから、下に言って損失を被る可能性は否定出来ないのですね。
当然損することもあるのです。相場に100%はないと誰もが分かっているのです。
だからエントリーする際には、上がるかもしれないし、下がるかもしれない。
でも上がる可能性が高いと考えているから度胸を決めて買うのです。
でも、もし上手くいかなかった場合に後悔したくないのも人間です。
損失をだしたことを自分のせいにしたくないのです。
これは人間ならごく自然なことなのです。
人は意思決定にあたって後悔を回避したいと思うものなのです。
だから、人に聞いて、その人の言う通りに売買をした方が気分が楽になるのです。
「あの人の予測はよく当たる。」
「あの人の言うことは正しい。」
と信じることはとても楽だし、仮に当たらなかったとしてもそれは自分の責任ではなく
当てることができなかった ”あの人” のせいにできるのです。
これも先ほどのコイン投げと同じ心理なのです。
つまり、自分のせいで後悔したり、損失が生じたりすることを避けたいと思う気持ちなのです。
でも相場で儲け続けるためには誰かの支持に従っていてはダメなのです。
自分自身で考えて考えて考え抜く必要があるのです。
決して思考停止に陥ってしまってはダメなのです。
柔軟に多くのシナリオを考えて相場の動きに対して柔軟に対抗することが利益に繋がるのです。
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