イソップ寓話に「ザクロとリンゴといばら」という話があります。
ザクロの木とリンゴの木が、どちらの実がりっぱかといってけんかをしました。
けんかがはげしくなったときに、そばにあった垣根のイバラが、それをきいてこういいました。
「さあさあ、二人とも、けんかはやめようじゃありませんか。」
ザクロもリンゴも立派な実をつけます。
でも、いばらには実がなりません。
実のならないいばらから見れば、ザクロもリンゴもそれぞれいいものを持っていると感じます。
第三者から見るとそれぞれの価値がわかるのですが、本人たちにしてみるとそれが分からないのです。
ザクロとリンゴがそれぞれ自分の良さを認めて自分自身を磨いていけば更によい実がなるのではないでしょうか。
どちらの価値が高いかということを競うのではなくそれぞれの良さを伸ばしていけばいいのです。
相場に参加する人にもこれと同じことが当てはまるのではないでしょうか。
順張りトレーダーと逆張りトレーダーがいました。
二人とも年間数百万円の利益を得ていました。
しかし、二人ともに年間で1億円の利益を目指しています。
それぞれが、自分の手法が一番だ。この手法が年収1億円に一番近い手法だと言って譲りません。
順張りと逆張りですから、絶対に意見が合うことはありません。
それを見ていた相場初心者がいいました。
二人ともに年間数百万円という大きな利益を得ているではないですか。
私なんて、相場に参加しても損するばかりで儲かることがありません。
そして、どんな手法がいいのかさえもわかっていないのです。
私から見れば二人とも素晴らしい手法を持っておられると思いますよ。
この順張りトレーダーも逆張りトレーダーも心の底では自分の手法が一番だとは思っていないのです。
利益を出してはいますが、もっと良い手法があるのではないかと思っているのです。
1億円を目指しているのに数百万円しか稼げていないのですから当然ですね。
本当に自分の手法が一番だと思っていればお互いに争うことなんてありません。
自分の手法を淡々と続けていけばいいだけなのですから。
二人とも、自分の我を通しているから喧嘩になるのです。本当は自分に自信がないから喧嘩になるのです。
自分の手法を信じている人はもっと心安らかに生きています。争うことはしません。
そして自分の手法をさらに良くする努力をしています。
また、年間数百万円ではなく数千万円の利益を得ています。
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