【エントリー枚数】
今日はエントリー枚数についてちょっと考えてみましょう。
5分足、15分足、60分足すべての分足が上昇トレンドにあり、絶好の押し目がやってきました。
ここであなたは買いエントリーをしました。
買値は23000円です。
ロスカットは22900円にしたとします。
ロスカットにかかると100円の損失ですね。
あなたのエントリー枚数は何枚でしょう?
日経225先物mini1枚でエントリーしている人もいるでしょう。
また複数枚売買をしている方であればmini3枚の人もいるでしょう。
ラージ3枚の人や10枚で売買している人もいるかもしれません。
ここで質問です。
この売買についてmini3枚でエントリーをするのとラージ3枚でエントリーした場合ではどちらがロスカットしやすいでしょうか?
mini3枚がストレートにロスカットに掛かると-100X3000=-30,000円
ラージ3枚がストレートにロスカットに掛かると-100X30000=-300,000円
となります。
miniだと3万円の損失ですがラージだと、なんと10倍の30万円もの損失になるのです。
3万円の損失と30万円の損失、どちらがロスカットしやすいですか?
mini3枚、損失3万円のほうがロスカットしやすいと答えた人がいたとしたら、あなたは相場の世界から退場になる可能性が高いと言えます。
損失の額が10倍も違うのだから小さい損失のほうが受け入れやすいという感覚になるのですね。
逆にラージ3枚損失30万円のほうがロスカットしやすいと答えた人も、相場の世界から退場になる確率が高くなります。
この答えはどちらも同じでなければいけないのです。
なぜなら最初に決めたロスカットが29900円です。
自分が決めたロスカットまで株価が下がったら、どんなことがあろうと必ずロスカットしなければダメなんです。
それをロスカットせずに我慢するから資金がなくなるのですね。
この質問に対して株価で考えずに損失額の大きさで考え、3万円のほうがロスカットしやすく
30万円はロスカットしづらいと答えた方がいるとしたらラージ3枚でのエントリーは自分の資金に対して多すぎるということです。
仮に200万円の資金で始めた場合、1回の損失が3万円であるなら受け入れられそうですよね。
でも200万円の資金で、1回の損失30万円はでかすぎますよね。
1回の売買で1/7以上がなくなります。
7連敗したら破産です。
到底受け入れられない金額なのですね。
総資金の10%以上を1回の取引で失うなんて気を失うかもしれません。
しかし、実際には200万円の資金でラージ3枚の取引を行う人がいるんですよ。
そしてそのような事をする人は、30万円のロスカットに従うことができません。
総資金に対しての損失が大きすぎて損失を受け入れることができなくなってしまうのです。
人間は大きな金額の含み損になればなるほど損失を受け入れることができなくなります。
30万円の損失を受け入れることができず我慢している含み損はどんどん膨らんでいき最後には追証のメールが来ることになります。
そして強制決済となり相場から退場という「おまけ」が付きます。
追証のメールを受け取ったら相場の世界からの退場はほぼ確実です。
もし、今までの相場人生の中で追証メールを受け取ったことがある人は自分の資金に対しての取引枚数が多すぎるということを自覚してください。
私たちは自分で自分の資金のリスク管理をすることが出来るのです。言い方を変えると自分でしかリスク管理は出来ないのです。
私があなたの資金のリスク管理をすることはできません。出来るのはリスク管理に対する考え方を伝えることだけです。
その考え方を受け入れるのかどうかはあなたの自由なのですね。
相場の世界は非常に自由な世界です。
自分自身で考え自分自身で行動することができます。
誰の制約を受けることもありません。
ですから自分で自分を管理する必要があるのですね。
このことは、日経225先物だけにあてはまることではありません。
FXでも同じことです。
仮想通貨でも同じことです。
ビットコインは最近1ヶ月で1ビットコイン220万円から100万円まで下落し、半値になりました。
自分の資金量に対して多くの枚数を売買していると1ヶ月で破産です。
どんな商品を取り引きする場合でも資金管理が大切になるのです。
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