あなたはなぜ株をやるのでしょうか?
あなたはなぜ株をやりたいと思うのでしょうか?
①株主優待があるから
②配当がもらえるから
③株で儲けたいから
④趣味
あなたはどの理由で株式投資を行うのでしょうか。
私はもちろん③の株で儲けたいからです。
効率の良いお金の稼ぎ方をご存知でしょうか。
それは、少ないお金で多くの利益を出すことです。
出来るだけ少ない投資金額でできるだけ多くの利益を上げることです。
商売でも同じですよね。安く仕入れて高く売る。これで多くの利益を得ることができます。
いくら売り上げが多くても利益が少なければ苦労をするだけで何の意味もありません。
売り上げが多くて赤字の会社なんてこの世の中にはたくさんあります。
そんなの商売ではありませんよね。
何のために商売してるのかわかりません。
私は趣味で株式取引をしているのではありません。
趣味でFXをやっているのではありません。
たまに趣味で商売してる人や趣味で株やFXをやってる人もいます。
そんな人は取引をしているという行動を楽しんでいるので自分が満足するようにやっていればいいのですね。
それでは本題に入りましょう。
個人投資家に人気の株
「ソフトバンク」を例に説明します。
ソフトバンクの株価は2016年7月25日の安値が5,194円です。
最低売買単位が100株ですからソフトバンクの株を買うとしたら最低5,194×100=519,400円が必要となります。
この記事を書いている2016年8月5日の高値は5,841円、安値は5,736円でした。
この株を8月5日の最安値で買って最高値で売れたと課程しましょう。そうすると
5841円-5736円=105円
105円×100株=10,500円の利益
となります。
では日経225先物の場合はどうなるでしょう?
ラージの場合
最安値16,180円 最高値16,340円
16340円-16180円=160円
160円×1000倍=160,000円の利益
これだけを見ても利益の違いは一目瞭然です。
しかし、ここで疑問が残ります。それは投資金額はどのくらいなのかと言うことです。
投資金額が大きければ利益が多くてもパフォーマンスは低いことになりますよね。
これは最初に書いた商売の鉄則です。
ソフトバンクは584,100円の投資金額に対して10,500円の利益が出ました。
日経225先物は16,340×1,000=1634万円の投資金額に対して160,000円の利益ということになりますね。
それぞれの投資金額に対する利益のパフォーマンスは
ソフトバンク 1.81%
日経225先物 0.97%
となります。
「なんだ結局日経225先物の方が投資効率が悪いじゃないか。
これなら現物株の売買をしていた方がいいじゃないか。」
という結果になります。
めでたし、めでたし。
ここで話が終わっては日経225先物は魅力的な商品とは言えません。
日経225先物は証拠金取引という方法で売買ができます。
●証拠金取引とは
日経225先物取引を行う場合、投資家は取引するために必要な証拠金を取引する証券会社に差し入れなければなりません。
日経225先物取引の委託証拠金は、取引全体の建玉から発生するリスクに応じて金額を算出する方式を採用しています。
これもまた難しいですね。
簡単にいうと決められた証拠金を証券会社に預けると 日経225先物を買ったり売ったり出来ると言うことです。
では、決められた証拠金とはいったいいくらなのでしょう?
2016年8月5日の証拠金は78万円です。
それに対して各証券会社がある定数をかけます。
仮にある証券会社で1.2倍だとすると
780,000円×1.2=936,000円
936,000円を証券会社に預けると日経225先物ラージを1枚売買することが可能となります。
日経225先物miniであれば93,600円を預けると1枚の売買を行うことが可能となります。
そうなると先ほどのパフォーマンスに大きな違いが出てくるのです。
ソフトバンク 1.81%
日経225先物 0.97%
でしたね。
でも日経225先物は
利益160,000÷証拠金936,000×100(パーセント変換)=17.09%
なんと資金に対して17%ものパフォーマンスを上げたことになるのです。
ソフトバンクのほぼ10倍です。
こんなおいしい話があっていいのでしょうか。
本当においしい話なのですね。
その他にも日経225先物には利点があります。
その魅力は流動性です。
日経225先物は、細かい呼び値(変動幅)だから安心して注文ができます。
例えば100万円の値が付いている個別銘柄の呼び値の単位は1万円です。
今、その銘柄の気配が「100万円カイ、101万円ウリ」の場合、買いに行くと1万円上の101万円で買うしかありません。
これは現値の100万円に対して1%に相当しますね。
でも日経225先物の呼び値の単位はラージでは10円、miniでは5円なのです。
ラージの例で説明しますね。
例えば現値が15700円、気配が「15700円カイ、15710円ウリ」の場合はどうしても買う場合は15710円で買うしかありません。
でも10円という金額は15700円から見ればわずか0.063%にすぎないのです。
日経225先物の場合、このわずか10円の呼び値の中に多数の投資家の売買注文が入っています。
ですから個別銘柄と違って、相対的に売りたい価格と買いたい価格で売買することが可能となるのです。
新興市場の板を見ているといきなり買い板がなくなってとんでもない下値で売ることが結構あります。
110万円で売りたいのに買い板が103万にしかないとか・・・・
日経225先物の場合はまずそんなことはありません。
流動性が高いから小刻みに売買すれば、小さな利益を積み重ねることが出来るし、思惑がはずれて損切りする際にも、意外な安値で約定することはほとんどありません。
だから個別銘柄を売買するよりも、収益ロスや損失拡大が防ぎやすいのです。
これってすごいメリットだと思いませんか。
日経225先物はレバレッジが効くし、流動性が高いとても魅力的な取引なのです。
でもメリットばかりではありません。もちろんデメリットもあります。
●日経225先物のデメリット
ここまでは、いいことばかりお伝えしましたが実際はメリットだけではなくデメリットもあります。
それは、レバレッジが効くということです。
レバレッジが効くというのはメリットとしてお伝えしましたが、メリットと同時にデメリットでもあるのです。
それは何故かと言うと、レバレッジが効くことにより、少ない資金で多くの利益を得られる可能性があるということは、
逆に言えば、少ない資金で多くの損失を被る可能性もあるということです。
ですから、しっかりとロスカットを行うことのできる技術がなければリスクの大きな取引にもなるのです。
他にデメリットとして考えられることは、限月が決まっていてSQがあるということでしょうか。
SQがあるために、一定の期間で必ず保有している玉を返済しなければなりません。
FXの場合ですと、SQはありませんので理論上永久的に保有し続けることができます。
しかし、日経225先物ラージの場合ですと、3ヶ月毎に訪れるSQでの決済を行わなれければなりません。
1年先の限月を選ぶこともできるのですが、そうすると著しく流動性が落ちるので実際に取引をするのは一番近いメジャーSQの限月物になります。
これをデメリットとして考えることができます。
しかし、逆に考えると、強制決済をしなければならないということは、損失を確定することもできるということになります。
損切りしようかどうしようか悩んだまま含み損を抱えている建玉を強制的に決済し、出直すことができると考えればメリットにもなりますね。
そうすると、日経225先物のメリットデメリットというのは表裏一体と考えることが出来ます。
トレーダーの考え方により、メリットにもなり、デメリットにもなるということです。
ですから、しっかりと相場の勉強をして、利益を出せる体質になっていかなければならないのですね。
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