【金は1万2000円を前に足踏みか】
15日のNY金は、インフレ圧力の鈍化が示されて上昇。終値は2394.90ドル、4月中旬以来約1カ月ぶりの高値を付けた。
4月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%上昇となり、前月から3カ月ぶりに鈍化した。インフレの沈静化が示唆されたことから、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が年内にも利下げを実施するとの期待が高まった。
ただ、ニューヨーク連銀が発表した消費者調査で、1年先の期待インフレ率が上昇したことは圧迫要因。
4月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%上昇となり、前月から3カ月ぶりに鈍化した。インフレの沈静化が示唆されたことから、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が年内にも利下げを実施するとの期待が高まった。
ただ、ニューヨーク連銀が発表した消費者調査で、1年先の期待インフレ率が上昇したことは圧迫要因。
長期金利が低下し、対ユーロでドル売りが優勢となって、ドル建て金は割安感が強まった。
CMEグループのフェドウオッチによると、市場は現時点で9月会合での利下げを7割程度織り込んでいる。
次の節目である2400ドル突破には、何らかの追加材料が必要だろう。
この上値抵抗線をブレイクすれば、4月に付けた最高値2448.80ドルを試す展開になろう。
この上値抵抗線をブレイクすれば、4月に付けた最高値2448.80ドルを試す展開になろう。
ドル円は、ドル売り・円買い介入が2回行われ、その後に弱い米経済指標やFRBの利下げ見通しが強まったことで、1ドル=155円を下回った。
OSE金相場は、NY金が上昇したもののドル円の下落に相殺されて上値が重い。
1万2000円の壁を前に保ち合いが続きそうだ。
1万2000円の壁を前に保ち合いが続きそうだ。
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