ツールを評価する正しい方法 | 株式投資「虎の穴」

 

 

上記ブログ(4月9日)のつづきです。



相場で損したときの感情は、実にイヤなもの。

だから、それを避けようとして、「もっと当たるものはないか」と探すのが人間の心理です。

既存の売買ツールを使ったとき、この心理が如実に表れます。
結果がマイナスになったとき、「そういうこともある」と現実を認識していたオトナの部分が消え、「儲からないとツマラナイ……」と強く感じてしまうのです。

これを修正して、「やりたいこと」と「正しいこと」を同じにするには、トレード結果を見たときに「なぜ勝ったか」「なぜ負けたか」に目を向けることです。

もしも、売買ツールにブラックボックスの部分があって、勝ち負けの理由がわからない場合、そのツールがダメとは言いきれないものの、そのツールを使って自分を高めていくとか、そのツールの使い方を向上させるのは難しいと考えざるを得ません。

中源線建玉法は、ルールをすべて公開しています。

だから、勝ち負けの理由がわかり、その先を考えていく道がひらけます

こういった「実用性」があるので、まずは使ってみてほしいとアナウンスしているのです。

ビギナーズラックという言葉があります。
経験のない人が、いきなり好成績をあげることです。
万馬券を当てるとか、なんとなく買った銘柄が暴騰するとか……。

失敗は他人に語らず、成功したら周囲に話す──その結果、「ビギナーズラックはしっかり存在する」と印象づけるのかもしれません。

一方、「直感に従って行動すると、よい結果が生まれる」という科学的な意見もあり、いろいろな実験結果も報告されています。あなたはどう思いますか?

「考えるな、感じろ!」は、映画『燃えよドラゴン』で、主演の故ブルース・リーが言った言葉ですが、さすがに古いですね(笑)。

では、「直感の7割は正しい」(棋士、羽生善治氏)というのは、どうでしょうか。
アップルの創設者、故スティーブ・ジョブズも次のように言っています。

「その他大勢の意見という雑音に、自分の内なる声を溺れさせてはいけない。最も大切なことは、自分の心に、自分の直感についていく勇気をもつことだ。心や直感はすでに、あなたが本当になりたいものを知っている。それ以外は二の次だ」

「こんな製品があったらなぁ」と考えたものが、数年後に発売されて話題になり、「あの時、行動を起こしていたら、知的所有権でひと財産だった?」──そんな経験はありませんか?

日常生活でも、「誘いを断らずに行けばよかった……」なんて後悔があります。

一方、「あんなことを言わなければよかった」という反省もあって、やはり「軽率な行動はよろしくない」ということですが、行動しないよりは積極的に行動するべきだと思います。行動しないことには、可能性は広がりませんから。

天才物理学者のアルベルト・アインシュタインは、次のような言葉を残しています。
「失敗や挫折の経験がない人とは、何も新しいことに挑戦したことがないということだ」

では、トレードでも、どんどん行動するべきなのでしょうか。
大きな悩みどころです。

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