中源線は動きについていく | 株式投資「虎の穴」

 

 

中源線は、素直に「動きについていく」のが特徴です。
中途半端な上げ下げで往復ビンタを食らうこともありますが、「ついていく」ことでラクに利益が生まれることも多々あるわけです。

事例として、東洋証券(8614)を取り上げます。



わがままを言えば「この転換はいらない」とか「もっと早く転換してほしい」など、いろいろな言い分もあるでしょうが、赤い丸で囲んだ部分、動きに“ついていく”ところは高く評価できます。

裁量では実行できないな、と思える中源線の長所です。

次に紹介するチャートは、ミラースHD(旧タカラレーベン:8897)です。



赤い丸で囲んだのは、一時的な陰転です。
すぐに切り返して再陽転しているので、あとから見るとそれこそ「これいらない」と勝手なことを言いたくなります。

でも、このまま下げに向かう場合もあります。
それに、少しだけ遅れたのですが、再転換で上げに乗り直しているのですから、「機敏に転換するよね」と、ややプラスに評価すれば問題ないことです。

中源線のルールはシンプルなので、どんなときでも自分の感覚を前面に出して考えることが可能です。

自分の感覚を出しすぎてしまうと「機械的判断」が混乱のもとになりかねませんが、数式だけで考えるなんて生身の人間にはムリな作業です。
感覚を持ち出したり、中源線の機械的判断とうまく融合させる余地があることも、中源線の心地よい部分です。

最後に紹介するのは、大豊工業(6470)のチャートです。



値ごろ感をもつと、Aのあたりで「下げ止まりか」と狙いたくなるかもしれません。でも、直前の買い線は完全に“往って来い”、そのあと陰転しているので、「やっぱりダメか……」という感じです。

そこから数カ月もの底固めをするのですが、BとCがそれぞれ一番底、二番底という雰囲気で、その後は落ち着きながら変動の幅が小さくなり、結果的に下値を切り上げています。

安値保合のなかで再び中源線のダマシが発生していますが、感覚を前面に出すと「二番底のあと下値を切り上げて動きが収れんしている」といった言葉が出て、なかなか好印象です。

機械的判断を用いながらも「システム」という言葉につながりにくく、ここで示したような裁量の感覚が消えない、言い換えると「現実から離れずに売り買いを考えることができる」部分も、中源線の長所です。

 

 

ブログ一覧に戻る