相場のヤラレを取り返すときの鉄則(2) | 株式投資「虎の穴」

 

 

上記ブログのつづきです。

 

(1)では、「必ず相場で取り返す」と示しました。

でも、焦って計算してはいけません。

 

鉄則(2)として、

  • やるべき計算
  • やってはいけない計算
を示そうと思います。
 
まずは、やるべき計算です。
「損した事実を認識すること」です。
 
売買を記録して、例えば「今回は50万円損した」と事実を認識するのです。
「損した~ 忘れちゃおう」はダメです。
 
でも、損した事実を何度も繰り返して確認する必要はありません。
というか、しないほうがいいのです。
損をしたのは過去のことなので、「これから頑張る」とか、もし損切りの原因が偶発的なものでなく自分のミスだとしても、「もう同じミスはしない」と未来だけを見るのが正解です。
 
では、やってはいけない計算とは?
 
50万円の損を取り返そうという気持ちは、前進するためのエネルギーとして必要ですが、仕掛けがうまくいったときに「これなら一発で取り返せる」といった計算をするのはいけません。
 
値動きを冷静に見て、前回の損とは関係なく最善を尽くす(確実に売り逃げる、でも取れるなら値幅を取ろうと試みる)のです。
 
あと30円上で売ったら、ちょうど50万円取り戻せる……自分だけの都合で指値をしても、マーケットはいっさい聞いてくれません。
 
動かしているのが大切なおカネだという事実を忘れてはダメですが、いちいち金額を計算していたらギクシャクします。「単なる数字」と割り切る気持ちも重要です。
 
けっこう器用で難しいことが、売買・トレードでは求められますよね。

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