株式市場には、教科書どおり、「不特定多数」の人が集まっています。
年金の売買も、私たちが参加する同じ場で行われます。
凄腕のデイトレーダーもいます。
プロが運用するファンドも売買しています。
でも、「大衆」の存在は小さいものではありません。
個人投資家の持ち株比率も売買金額シェアも、5分の1~4分の1を占める存在です。
ところが、多くの個人投資家は、日常の感覚、つまり「社会常識」を捨てずに売買に臨みます。株の売買も、仕事、私生活といったルーティーンのなかにあり、「生活の一部」だからでしょう。株式市場で起きている“特殊な事象”に合わせることができない、“正しい対応”を思いつくことができないのです。
株を買う──高く売って利益を出すために買うのです。商売のいしれです。
でも、ふだんの買い物と同じような感覚で手を出してしまいます。
「錯覚を消す」というタイトルですが、本当は、考えても気づかない、消すことができない盲点だから錯覚なのです。ただ、不用意に行動するために起きる錯覚は、事前に考えておくことで消すことが可能です。
ひと工夫することで、確実に、ほかの市場参加者に差をつけることができます。
昨日の動画で大ヒントを紹介しています。
ぜひご覧になってください。