わが家の家族、私の息子、チワワの三四郎が一昨日、息を引き取りました。
17歳9カ月でした。
長い間、一緒にいてくれました。
毎晩、抱えて寝ていました。
数年前から腰が曲がり、目は白内障で白くにごり、おそらく最後はほとんど見えていないようでした。
お手もおすわりも、芸はすべてできなくなりました。
トイレもダメです。
幸いに体が小さいので、いろいろと対策して介護していました。
体が弱くなるほど、甘ったれの度合いは強まりました。
かわいい、いとおしい気持ちは、どんどん大きくなっていきました。
そんな状態でしたが、特別な病気はなく健康で、ヨタヨタになってからもガツガツと食べていたのです。
ところが……2月24日(月)の夜から突然、全く食べなくなったのです。
その日の朝は、いつものとおり元気に食べたのに。
体の動きも、極端に鈍りました。
私は、「自らスイッチを切った」と受け止めました。
医者に連れていったり検査を受けたり……負担になるだけだと判断しました。
ムリな延命措置は、苦しみを生むだけだろうと。
翌日から3日間、日中は階下のオフィスに連れていって寝かせ、完全に24時間、一緒に過ごしていました。体の向きを変えることもできなくなり、姿勢を変えたいときにせつない声で要求するので、それに応えました。
(2024年5月12日、17歳の誕生日に撮影)
最後の日は、午後から目の力が極端に弱くなりました。
仕事がおわってから、妻と交互にだっこしながら見守りました。
そのあとは、LINEのビデオ通話で、離れて住んでいる息子や娘に状況を見せたのですが、彼らが名前を呼ぶと、三四郎は、ぐったりした状態から首を上げて声を出しました。何年も動かすのを見ていなかったシッポを小さく振りました。
私たちに、最後のあいさつをしてくれたのです。
犬のそうした行動は、知識として知っていました。
ジッと見守りながら、「苦しいから声を出しているだけ?」とも思ったのですが、息を引き取る数分前、もうエネルギーがゼロに近づいたと思える状態で、私たちの声にしっかりと反応したので、あいさつしてくれた、ちゃんと会話できた、と確信できました。
関西に住む息子が、姿を見るために帰省しました。
昨夜は、娘2人とLINEで接続し、我が息子、三四郎のお別れの会をやりました。