個人投資家の残念な勘違い | 株式投資「虎の穴」

どんな分野でも、「ちまたの情報」とか「一般的な常識」が誤っているケースは多々あるでしょう。

 

個人投資家による資産運用は、貴重な自己資金をリスクにさらす大切な行為なのに、やはり残念な勘違いが多いと考えています。

 

私が最も気になるのは、「ナンピン」です。

 

ナンピンというのは、売買・トレードにおける、ひとつのテクニックです。

ナンピンは「難平」と書き、「難を均(なら)す」という意味です。

 

技術を駆使して、ヤバい状況を回避しながら、売り買いの平均値を有利にしていく、高等テクニックです。

 

まあ、高等かどうかは別として、「テクニック」という認識は誰もがもっているはずです。でも現実は、「上がると思って買ったら下がっちゃった……損切りのタイミングも逸して塩漬け状態、いっそ買い増しして買いの平均値を下げようか」というものです。

 

これ、行き当たりばったりですよね。

テクニックとは呼べません。

 

しかも、「負けている銘柄の株数を増やす」のです。

キケンですよ。

 

運用ですから、一定の計画が必要です。

その計画によって決めた株数を仕込む際に、「どうやって買い値を有利にするか」という課題があります。その解決策のひとつが、ナンピンというテクニックです。

 

こうして落ち着いて考えたら、計画外の買い増しがテクニック、ナンピンであるとはいえない、という結論しかありません。

 

そのほかにも、「ちょっと考え直してほしい」と思うものが4つあります。

 

先週金曜日の、YouTube動画をぜひご覧ください。

 

 

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