個人投資家は、とても自由です。
売買の内容に制約がなく、一般的な兼業投資家ならば「今月取らなくてはいけない」みたいなハードルもありません。
不利な面は「情報」でしょう。
- 情報が遅い
- 不安定に加工された情報を耳にする
でも、外部から入ってくる情報だけではありません。
私が“最も重要かつ軸となる“と考えているのは、脳内の情報です。
例えば、株価情報だけ、つまり値動きだけでも、「ここから上がるかも」とか、「もう少し保合がつづく可能性が高い」とか、自然に価値判断します。
こうした経験が蓄積され、脳内には、外部からの新しい情報を評価、取捨選択するフィルターが生まれます。
断片的な情報は素通りしたり、次々と消えていきますが、脳内には情報が蓄積されます。
そして、新しい情報を生んでいきます。
ところが、この脳内の情報は膨大で、整理しきれない部分があると思います。
「考えているうちに、わからなくなっちゃった……」なんてことが起きますよね。
やはり、話す相手がほしいのです。
単なる強弱論争(上がるか下がるかの議論)とか、上っ面の銘柄情報ではなく、テクニックとか内面の問題などについて意見交換する相手、信頼できて、大切なことも打ち明けられるくらいの同士、相場仲間がいてほしいのです。
無責任な銘柄情報を気にするよりも、こうした話し相手を探すとか、話し相手がいないマイナスを埋める方法を考えるのが、正しいエネルギーの使い方ではないでしょうか。
見つからない場合は、「孤独だ」「情報がインプットに極端に偏っている」といった認識が必要です。また、孤独感を埋めるために、無意識に、外部のチャラい情報を集めたくなる心理も、少なからずあるのだと認めるべきだと思います。