政治と株価 | 株式投資「虎の穴」

高市新総裁誕生の期待で日経平均が高騰、石破政権の否定で暴落……

 

「利上げ」とか「金融課税強化」などと発言していた石破氏が自民党総裁選で勝利したのですから、9月30日の下げは“石破ショック”と呼んでいいでしょう。

 

でも、株価にとって政治は密接な関係にある要因とはいえ、すべてではありません。

石破ショックという捉え方も含めて、こじつけ、後講釈と片づけることが可能です。

 

少なくとも、「今は多くの人が新政権の動向に目を向けている」といった前提で、どんな変化も政治と結びつけて解説するのは、いかにも安っぽい姿勢です。そんな姿勢でつくられた情報を気にしていると、さらに安っぽい方向に傾いていきます。

 

ネットで情報を得る手段に乏しい人を「情報難民」と呼ぶようですが、ネットで安っぽい情報を気にしている人のほうが、よほど難民ではないかと思うのです。

 

石破政権の動向や石破氏の発言を、株価の動きをつなげた解説は、しばらくの間、投資関連情報のなかでかなりの割合を占めるでしょう。少しひねくれるくらいのイメージで否定的に構えることが、うっかり流されないためのポイントかもしれません。

 

こんなふうに考えていくと、

  • 政治と株価を結びつける情報が多いうちは“ノイズ”だらけ
  • ネタ切れになってきたら平和
  • そのあと、ゆっくりと株価を観察するのが正解
なんて思考も、いい感じで成立するのではないでしょうか。
 
休日に浮かんだ、雑感でした。

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