昭和を振り返る | 株式投資「虎の穴」

昭和の時代はよかった──単なる年寄りのたわ言ですが、売買の姿勢などを考える材料でもあると思うのです。

 

昭和の時代と比べて今は、情報が豊富です。

でも、その豊富な情報をどれだけ上手に活用しているかと考えると、疑問が生じます。

 

断片的な情報に飛びつく、そんなケースは多いと思うのです。

 

投資詐欺は、その最たるものです。

卑劣な手口で投資家をだます輩は、本当に許せません。

しかし、カンタンに引っかかる人が多いから、詐欺師が暗躍してしまうのです。

 

ネットで見つけた魅力的なバイトが、詐欺の手先だったり強盗だったり……残念なことに、日々のニュースでよく目にします。

 

「コスパはどうなの?」とか「エビデンスはありますか?」なんて厳しいことを言うわりには安易でユルい、そんな面が気になったりします。

 

昭和の時代、証券会社は対面営業だけでした。

 

支店長が常連客に「スゴいのあるよ」なんて話しかけると常連客は、

「店長のスゴいはなぁ……」なんて流します。

ところが次の瞬間、「で、どんな銘柄?」なんて(笑)。

 

もっと本質的な話をしてよ、と言いたくなりますが、いい感じでユルい、ほのぼのした雰囲気もありました。

 

ものごとがネット上でチャチャッと進む──便利ですが、本来の人間同士のつながりとは異質な感じです。

 

そうした違和感を大切にすると遅れてしまう、競争に勝てない……そうかもしれませんが、それはそれで重要、そんな部分を重視した姿勢が優位点になるのではないでしょうか。

 

チャートを手描きし、ペンを走らせて思いついたことをメモして考える。

そんなアナログなプレーヤーが、不測の事態ばかり起こる株式市場で、生き残るのではないでしょうか。

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