オフィス近くの通りに、梅の木があります。
コンビニに行くとき、この前を通るのです。
寒いなか少しずつ花をつけ、いい感じで咲きました。
季節の移り変わり、いいものですね。
さて、私は株価変動を、季節と結びつけて考えるようにしています。
例えば「春高」という傾向は毎年、必ず意識します。
春に安いこともありますが、とにかく「春高はあるか」とアプローチするのです。
ちなみに今年、2025年は、春高が実現する想定でポジションを取っています。
株価指数が横ばい、そのなかで日経平均は弱含みですが、低位、小型の銘柄は動きがなかった状態から、はっきりと動意づいていると感じています。
一般的な株の情報は、日経平均を軸にするだけでなく、「今日は上がった。その理由は○○」といった具合に、
- ムリな切り取り
- 後講釈
です。
例えば現在、着実に春に向かっています。
でも、今シーズンは寒さが厳しいと感じますし、依然として気温が低い状況です。
例えばグッと寒い日に、その1日だけを切り取って、「たいへんなことになる」「氷河期が到来する」なんて情報、あるいは、そんな想像は、ちょっと考えられません。
でも、相場の解説は、そんなニオイがプンプンしますよね。
下げを嫌う読者を脅して成立している──そんな捉え方をしてしまうほどです。
例えば月足で、大きな流れを見てください。
「今日寒かった」とか「今日は気温が高かった」という見方ではなく、今が冬の入り口なのか、冬から春に向かっているのか、そんなゆったりとした捉え方ができます。
実際、それほど短期間で売り買いしていない人まで、たった1日を切り取った情報、しかもウソっぽい後講釈を真剣に読んでいたりします。これでは、やっていることと手に入れて重視する情報のギャップが大きすぎます。
情報は、自分の行動に合うもの、自分の利益につながるものに絞り込むことです。
「集める」ものではなく、「取捨選択したあと、自己評価してオリジナルの情報をつくり出す」ためのものです。