【チャート分析】N字をさがせ! | 株式投資「虎の穴」

1月15日のブログでは、具体的な銘柄を挙げて中源線の特徴的な対応をご覧に入れました。

 

 

その行動を支えるのが、中源線の基本ロジックです。

林投資研究所は、中源線のロジックを、書籍『新版 中源線建玉法』で、すべて公開しています。

でも、「どんなものだろう……」というくらいなら、書籍『中源線建玉法 基本と応用』をお読みください。

ここでは、すぐに理解できる簡素な説明を行います。

中源線の陰陽転換(トレンドが変わったという判断)は、ズバリ「N字」です。



中源線による3分割のポジション操作を含めて2つのパターンを示した図ですが、どちらも“買い転換”を判断する部分を青い四角で囲んであります。

中源線は、「逆行」に注目します。
売り線(黒)で推移してきたので、下げる動きが「順行」、上げる動きが「逆行」です。
そして、逆行→順行→大きな逆行……この動きを捉えて「トレンド転換」と判断するのが、中源線の基本ロジックです。

そして、このジグザグ(逆行→順行→大きな逆行=上げ、下げ、大きな上げ)を「N字」と説明しているのです。
とても単純ですが、3分割のポジション操作とセットになって、実践者にとって納得のいく行動パターンが示されます。

株価が順行と逆行を繰り返すのは当然で、その繰り返しが上下どちら向きのトレンドを形成するかが、私たち投資家が関心を寄せる問題です。

その“変わり目”を、「N字」によって判断するのです。

詳しい説明は割愛しますが、左側の図は陽転後に逆行して「再転換」、3分割のうちの1回(1単位)買ったものを投げてドテン2単位売りにいく(カラ売りする)パターンです。
右側の図は、陽転後に「転換の確度は高い」と判断する条件が整い、押し目で2回の増し玉をして満玉(3単位)になる、というパターンを示しています。

この「N字」は、株価の動きというか市場の構造を素直に捉える発想だと思うのです。

ちょっと上がった、間をおいて再び上がるときに上抜いた……「気まぐれではないホンモノの上げか!」と、いかにも“動意づいた”感じがするはずです。

 

これが、中源線において「ルールが感覚と一致する」理由で、とても大きな魅力なのです。

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