本日発行のメールマガジン「1分間の相場実践知識」の内容を、そのまま掲載します。メール配信をご希望の場合、こちらのページからお申し込みください。
忘年会シーズンまっただ中ですが、いかがお過ごしでしょうか。
食糧難の戦後、法的にムリでも集まって皆グテングテン。
忘年会を抑制する閣議決定(1965年)にも負けず、皆でドンチャン!
かくも“飲みニケーション”大好きな日本人ですが、年末年始が大切な区切りであることは間違いありません。
とはいえ、忘年会が連チャンであるわけでもない、年末の特別なシゴトがあるわけでもないのに、「忙しい」を連発する人もチラホラいるようです。
名づけて、年末「忙しい」病。
たしかに忙しい人が多く、「忙しい」「年末」「年の瀬」といったキーワードを耳にする機会が多いので、錯覚しているケースもあると思いませんか?
株式市場に関する情報は、まさに不要な錯覚を生みまくります。
将来の株価なんて誰も知らないのに、誰かが知っているような気がして情報を探す心理があります。
「みんなが『株は買いだ』と言う。どうなの?」
よくある疑問ですが、確信をもって売る人がいるから、市場で値段がついているのです。
「リーマンショック以上のなにかが起こる」
最近はこんなささやきも聞こえてくるのですが、心配する声があるうちに事件が起こったことはありません。
そもそも、手間をかけて他人に伝える情報ではありませんよね。
「キケンだ」と判断したら、ひっそりとポジションを調整するだけです。
相場に年末も年始もないのですが、「年末だから」とポジションを見直すのは大切なことです。
周囲の意見に少しでも頼ると迷走すること間違いなしなので、「自分の考え方」と「現在のポジション」が一致しているかどうかを確認してください。
最新刊
『プロが教える株式投資の基礎知識 新常識』
~儲かる仕組みとお金の増やし方~
林知之著 四六判/240ページ/1,500円+税