砂糖水と塩水、どっちが好きですか?
コイン投げをして、表が出る確率と裏が出る確率は同じ50%です。
これは確率の勉強をした人なら誰もが知っていることですね。
でも実際にコイン投げを100回やったとします。
本当に50回対50回になるのでしょうか。
多くの場合、48:52 とか49:51などになり50:50にはなりません。
本当に半々になることって少ないのです。
投げる力加減のせいかもしれません。
落ちる地面が凸凹しているせいかもしれません。
なぜ50:50にならないかはわかりませんがこれが事実です。
これが歪みなのです。
そして、更に歪みが大きい条件を見つければ50:50から離れていくことになります。
ではどうやって歪みを見つければいいのでしょうか。
コインを投げる時右回転させながら投げる。
落ちる地面を5度傾けておく。など多くの条件が考えられます。
ここで目の前に砂糖水と塩水を用意してください。
それぞれを透明なコップに入れてじっくりと見てください。
さあ、どっちが砂糖水でどっちが塩水でしょうか?
何分くらいでどっちが砂糖水かが分かるでしょう?
5分くらいでどっちが砂糖水が分かる人いましたか?
私は5秒もあればどっちが砂糖水か分かるのです。
その理由は、どっちかの水を舐めてみるということです。
舐めて甘ければ砂糖水ですよね。
すごく簡単なことなのです。
でも、コップに入れてじっくりと見てくださいと言われているので
舐めてみようとは思わないのですね。
株価も一緒です。
チャートを見てください。ここから上に動きますか?下に動きますか?と聞かれて
チャートをただ見ているだけでは上に行くのか下に行くのかを判断することは出来ません。
どっちが砂糖水かを判断するということをチャートを見ることに置き換えると水を舐めるということは過去のデータを元に検証をするということなのです。
検証をすれば、今後株価が上に動く可能性が高いか下に動く可能性が高いかを判断することが出来るのです。
砂糖水の様に、絶対に砂糖水だと判断することは出来ませんが、砂糖水の可能性が高いという判断をすることは出来ます。
コップの中に水100ccを入れ、砂糖10グラムと塩5グラムを入れたとします。
それを舐めてみてください。
これは砂糖水でしょうか塩水でしょうか?
甘じょっぱくて砂糖水なのか塩水なのか分かりませんよね。
次に砂糖10グラムと塩2グラムを入れた水を舐めてみてください。
さっきの水よりも塩気が少ないのがわかります。
砂糖水でも塩水でもないけど砂糖水に近いということが分かるのです。
でも、砂糖6グラムと塩4グラムを入れた場合はどっちの量が多いのか判断に迷います。
でも、これまでに2つの水を舐めているので60%の可能性で砂糖水だろうということは判断出来ます。
株の検証作業というのもこれと同じなのです。
日足は上昇トレンドにある時に1時間足は下降トレンドの時と上昇トレンドの時では上に行く可能性の方が高いという
検証結果がでます。
つまり、より砂糖水に近いという判断をすることが出来るのです。
そして、実際に上に動けば砂糖水に近かったということになり、下に動いた場合は、砂糖の量よりも塩の量の方が少し多かったんだと間違いに気づくことが出来ます。
検証をした時に、検証結果が上と出たのだから絶対に上だと思いたくなります。
でも相場を知っている人は相場に絶対がないことを知っています。
エントリーした時は、「絶対に上だ!」と自信を持ちながらも「自分の考えは絶対ではない」とわかっているのです。
ですから間違いだとわかった時には自分の間違いを素直に認め損切りをするのです。
人間なんて完璧ではありません。
完璧な人なんていないのですね。
完璧ではないから、どれだけいいものを作っても更に改良を重ねもっともっと良い物を作るのです。
自動車だって、数十年前には最高のものだと思って作っているんですが、今の自動車は更に良くなっています。
そして10年後の自動車はもっともっと良くなっているでしょう。
相場も同じです。
今の手法が絶対だと思っていても更に良い手法があるはずなんです。
ですから、どんなに儲かっていても検証作業を続けるのです。
検証作業を続け、更に儲かる手法を模索するのですね。
みなさんも検証作業続けてくださいね。
検証をせずに、人の書いたブログや本を元に売買をしても、それを納得することができないので
儲けることはできません。
検証をせずに売買をするというのは、コインを投げて、表が出たら買い、裏がでたら売るというのと同じようなものです。
証券会社のセールスマンが「買いですよ」と言ったから買うのも、サイコロで偶数が出たから買うというのも同じです。
なぜならば、それは自分の判断でやったことではないからです。
コイン投げによる売買で1年間で1億円を儲けたとします。
証券会社のセールスマンの助言で1億円を儲けたとします。
でも、その利益というのは、自分の身につけた相場技法によって得た利益ではありません。
単なる、「まぐれ当たり」なのです。
証券会社のセールスマンの推奨銘柄が上がったとしても、まぐれ当たりなのです。
1億円という結果だけを見て、
「俺の相場観はすごい、これで一生お金には苦労しない。」
「俺も大相場師の仲間入りだ!」などと考えたら大間違いなのです。
まぐれ当たりが一生続くことなどないのです。
偶然にかけることはせず、しっかりと検証を続けてください。
そして研究を続けてください。
検証・研究を続けることにより、自分の技術が向上してきますからね。
私も今、新たな手法を研究中です。
相場塾の手法は、一括エントリーの分割返済です。
10枚をエントリーして3枚ずつ利食いをするという方法ですね。
これを、分割エントリーの分割返済という方法にしたらどうだろう?
3枚買い、3枚買い、4枚買い。合計10枚の買いになる。
利食いや返済は今まで通りの玉操作。
簡単に言うとこんなイメージですね。
一括で複数枚のエントリーをするのは躊躇してしまうという多くの人の声を聞いたのです。
では、心理的に楽にするためにはどうすればいいのか。
相場の話しではありませんが、車を買う時に試乗をしてから買いますね。
デパ地下では試食をしてから買うということもします。
試してから本格的に買う。
相場でも同じことをしてもいいのではないかということです。
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