『研究部会報』
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「むずかしく なって手を出す へぼ相場」
本日ツイートした相場川柳です。
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極端な値動き、いわゆる荒れ場を得意とする人がいます。
『研究部会報』で「その時 相場が動いた」を連載する本河裕二氏は、派手に動く相場で腕を振るう先物トレーダーです。
マネできませんが、ノンフィクションでつづる売買の再現と、自らの心理分析が心に響きます。
荒れ場のあとだけ、スッと出てくる人もいます。
ふだんは何もせず、大暴落のあと地味な優良銘柄を拾う戦略です。
もちろん、候補銘柄群を常にウォッチしながら“時”を待つのです。
「暴落待ち」専門なのです。
常にポジションを持ちながら、平均の資金稼働率が20%という人もいます。
グッと膨らませて攻める場面は、やはり限られているようです。
資金稼働率の変化が、とても激しい人がいます。
いけると判断したら、かなりのスピードでポジションを積み上げます。
でも、「あれっ?」と思ったらマル(ゼロ)にしてしまいます。
こうやって自分とは異なるやり方を聞くと、なんだか魅力的に感じます。
そして、「どれも実行できそうだ」と感じます。
ポジション操作には筋力とか体力が必要ないので、物理的には実行可能です。
でも、思いつきで行動するとケガをします。
「100%失敗する」ということではありませんが、わずかな歯車の狂いが大ケガになる可能性があります。
前述の「暴落待ち」の戦略は、100%に近い勝率だそうです。
ただ、それだけの精度を得るために出動場所をとことん絞るので、ふだんヒマすぎて、ついチョコマカと戦略外のことをしてしまうそうです。
日常、「そのセリフ似合わない」なんて会話がありますが、準備が足りず、イメージがなくて“自分のもの”になっていないから、受け入れてもらえないのでしょう。
人によっては何個もの戦略をもって器用に使いますが、準備なしに使いこなす人はいません。