7月と8月の放送では、林投資研究所が30年以上つづけている低位株の手法「FAI投資法」を解説しました。
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いつも「時間軸」を意識しろと説明しています。
チャートのタテ軸よりも、ヨコ軸に目を向けるべき、という意味です。
今回は、「価格」を主体にすべきケースを考えます。
約3カ月と想定していたのに、2週間で十分な評価益が生まれた──。
「勢いでさらに伸びる可能性」を考えつつも、“自分勝手な背伸び”を警戒します。
サッと手仕舞いすれば、想定を超える成功が確定するからです。
下げ狙いでカラ売りしたらグングン上昇した……現物買いのように「待っていよう」と先送りできないのに、「売ったばかりだから」という自分の都合で先送りするのが、“相場あるある”です。
カラ売りそのものは、自由意思で仕掛け・手仕舞いできるので、現物買いとリスクの度合いは同じですが、落とし穴はある、高値圏での出動は難易度が高い、といった認識は重要です。
さて、想定を大きく超える変動に対しては、日柄を無視した対応もあり得るということです。
利食いなら「調子がいいから攻める」という発想もアリですが、区切りをつける選択肢が重要な場面もあります。
見込み違いの場合、まずは撤退が正解のケースが多いでしょう。
極端な例ですが、少し仕掛けては切るを繰り返し、「1勝9敗で勝ちを獲得する」実践家もいるくらいです。
──「手仕舞い論」は、次号につづく──
(後記)
相場では、ちょっとしたことで苦悩します。
夏休みのおわり、友だちとの関係がよくない子どもが、2学期を想像してウツになるのも当然。
ご家族、周囲のお子さんの話を聞いてあげてください。