トレードは負けるもの | 林知之


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連載「相場のこころ トレードの本質」その33
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正月に、あらためて飼い犬を見ていましたが、いつもゴロゴロしているだけなのに、初対面の女性にからみついて喜ばれる・・・やはり負けてます。

新年あけましておめでとうございます。
2018年メルマガ第1号は、「勝ち負け」について。

東京オリンピック出場を競うカヌーの選手が、ライバル選手のドリンクに禁止薬物を混入しました。

「許せない」「そんなことをするなよ……」という話ですが、あえて、やってしまった選手の立場で考えてみます。

競争に負けてオリンピックに出られない……こんな結末が訪れるなんて耐えられない、トップ選手ならでは苦悩でしょう。

事件を構造問題にすり替えるつもりはありませんが、スポーツ選手が味わう「敗北」を考えてみたいのです。

トップ選手たちにとって、「優勝以外は敗北」かもしれません。
でも、大部分の選手は優勝争いすらできない。
負け、負け、負け……これがスポーツ選手の「平時」です。

「相場は非情だ」「負けてばかり」といいますが、体力とか技術なしに勝つことも可能ですし、初心者が大勝ちしたりするのですから、実はすごくラクな世界ではないかと・・・。

マーケットの環境は良好です。
高くなるほどに波乱の可能性も高まるのですが、そもそも利益のチャンスとリスクは一体のもの、自分を追い込まずに前進しましょう!

本年もどうぞよろしくお願いします。

会報1月号は1月30日発行!

☆『研究部会報』2018年1月号は、1月30日発行!
2018年の展望、銘柄の選び方(中源線)、相場師インタビュー(“ついてる仙人”こと金子稔氏) ほか

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