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連載「トレード哲学」……3
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インターネット上で拾った笑い話、学校のテストの珍解答です。
「インドや中東の、カレーに合う食品の名前はなんですか?」
「はい、そうです」
答えは「ナン」ですが、「なんですか?」(YESかNOか)→「はい」という予想外の答えです。生徒の知識が正しいことがわかるし、言葉のやり取りは正しいといえるし。。。私が採点者なら、花丸あげちゃいます。
株価の先行きについては予測不能──。
これが、“相場技術論者”が考える前提です。
だから“技術”で対応しよう、という、ひとつの『思想』です。
林投資研究所が掲げるのは、この考え方です。
だから、誰にでも実行可能な、シンプルな売買テクニックを紹介する機会がとても多いわけです。
これに対して、「一定の予測は可能」という哲学もあります。
「1カ月先のことはわからないが、翌日ならわかる。例えば10分後なら、かなりの精度で予測できるよ」
この論理には、真っ向から反対します。
たしかに「10分後の株価」なら、1カ月先の株価よりも正確に言い当てることが可能でしょうが、これは誰にでも平等に与えられた条件です。だから、市場の競争で勝てる、ということにはならないのです。
むしろ、値動きをザックリと捉える、高い視点から眺めることで、1カ月先の予測のほうが精度が高い(ほかの市場参加者と比べて優位に立てる)という主張に、軍配が上がる気がします。
それはさておき、
「技術で対応するしかない」とする“相場技術論者”であっても、「予測は常に外れまくるだけ」と考えているわけではありません。
予測は「当たったり外れたり」と、依存しないように努めているだけです。
だから、予測の精度に頼る売買法だって否定しません。
ただし、その場合は、“出動の機会を絞り込む”など条件を厳しくする必要があると認識するのが、相場技術論者です。
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