おはようございます、松下です。
昨日のNYダウは同値圏で推移。
最近は動きが小さい、方向感が定まりません。
米ドル/円は反落して112円台後半。
NY Goldは反発です。
株式市場も、為替市場も、
日々価格が上下動します。
それを分かりやすい形で、
一目で把握できるようにしたものが、
「チャート」です。
つまり、価格のグラフですね。
分かりやすく言うと。
このメルマガの読者は、
当たり前にチャートを見るレベルの
投資家に属します。
一方で、驚くことですが、
全くチャートを見ることなく
売買をしている人もいます。
「嘘だろう」
と思うかもしれませんが、
それは本当です。
情報や環境なんて、
そんなものです。
情報や知識は無限に必要なわけではありませんが、
最低限は必要です。
その意味では、株式投資やFXを行う上で、
チャートを見ていないのは自殺行為です。
さてこのチャートですが、
正しく見ると、横軸と縦軸の2つの軸で、
グラフが構成されていることが分かります。
横軸は時間で、例えば日足(「ひあし」と読みます。
「にっそく」ではありません。ご注意を!)では、
毎日1本ずつ横にグラフが伸びていきます。
縦軸は価格で、日足であれば、
その日の価格が縦方向に上下して表示されます。
こうして、横軸に時間、縦軸に価格を
意味しながら、価格は変動していきます。
不思議ですが、投資家はいつも価格にばかり気を取られ、
損益ばかりを気にしています。
それは、価格の動きの中で、
1つの軸=縦軸だけを気にしていることになります。
しかし、価格の動きを決定づけるのは、
もう1つ軸があるのです。
それが「時間=横軸」。
つまり、私たちの資金は価格と時間の
両方で左右されます。
価格はそんな風に、時間に関連しながら、
上下の動きを繰り返します。
同じように、私たちの資金は、
時間に関連しながら、
増えたり減ったりします。
投資家は、「お金を増やし続けたい」と思っていますが、
価格が時間とともに上下している以上、
資金も時間とともに増減します。
まずはそれに慣れてください。
資金は毎日増えたり減ったりする。
だけど、半年、1年、5年が過ぎると、
資金が徐々に増えていく。
それが、私たちが目指している投資です。
あなたの目の前にあるチャートを見て、
縦軸と横軸を意識してみてください。
投資が少し変わってきます。