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北九州市に、髪の毛が薄いと宿泊料が500円安くなる「禿(は)げ割り」を実施しているホテルがあるそうです。自らも髪の毛が薄い社長が、「排水溝の髪の掃除がたいへん」との職員の声を聞いて導入を決めたんだとか。割引適用を申し出て断られた客は、うれしいような寂しいような顔をしていたそうです。
(朝日新聞デジタル所載)
誰もが、自分の強みに対する自負がある一方、課題への問題意識もあります。
私たちが相談を受けるとき、「私の売買はどうでしょうか?」との質問に対しては、良い点を褒めると同時に悪い点をズバリ言うことも大切です。
良い点を褒めるのは当然ですが、悪い点についてどう言及すべきか……。
体の調子が悪い人が、病名を言われてスッキリする、つまり現状を正確に認識することで落ち着くケースと、「病気なんだ……」とネガティブな気分になってしまうケースがあるように思うのです。
ポイントとなるのは、「前に進むエネルギー」が生まれるかどうか。
中源線のルールとともに背景の考え方を解説するセミナー「中源線建玉法 基本コース」は、今度で20回目。たくさんの人に、ルールの意味だけでなく、実践の心得をくどく説明してきました。みなさん、常識あるオトナですから、すべてを理解してくれます。ところが、実行面であと一歩という場合が少なくないように感じています。
受講した多くの人が、「上級コースを設けて」とリクエストをくださいます。
では、どんな内容がベストなのか……悩みながらも、少しずつアイデアが固まりつつあります。
現時点でのテーマは、「行動する(できる)自分をつくる」です。
手法についての理論があり、実例があり、実行していくイメージが生まれる……これで成功は約束された、と気持ちは盛り上がるのですが、いざ進めてみると混乱します。芯となる部分が強固になる前に、日々の上げ下げなどに翻弄されるうちにブレてしまうのは当然です。
トレードに関する情報は、いくらでもあります。
それらを整理分類して取捨選択する方法論、その土台となる基準が問われます。
その部分を手助けすることが、林投資研究所の役割だと考えています。
もちろん、そこを自分の手で、つまり、ほかの経験をうまく当てはめて進めば理想的ですし、良いサポートがあったとしても自分自身の創意工夫は必要です。
「行動する自分」「できる自分」──。
テーマとして、あらためて意識してみてはいかがでしょうか。