相場を始めた頃は、相場なんて上がるか下がるしかないのだから簡単に儲かるんじゃないか。
この様に感じられた方が多いと思います。
私もそのうちの一人です。
でも勝てないんですよね。儲からないのです。
そして、儲かる方法を探すようになります。
多くの人が求めるモノ。それが聖杯と呼ばれる手法・システムです。
どんな相場でも必ず勝てる手法、必ず儲かるシステムを探し続けるのです。
勝率100%を求め続けるのです。
しかし、そのようなモノがみつかることはありません。
よく考えると勝率100%が無理だということはすぐにわかるのです。
相場の手法は大きく分けるとじ「順張り」と「逆張り」があります。
順張りとは、トレンド方向へのエントリーをする手法です。
順張りは上昇トレンドの時には買うという行動を起こします。
逆張りとは、トレンド方向とは逆の方向にエントリーする手法です。
逆張りは上昇トレンドの時には売るという行動を起こします。
次の図をご覧ください。
赤丸がエントリーポイント、青丸がイグジットポイントです。
私の手法は順張りなので上昇トレンドの時には買うのですね。
Aの前の高値が確定した時点で高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンドが確認されました。
よって、調整終了からの上昇ポイントであるAで買います。
そして、aで手仕舞い。
また、Bも上昇トレンドの調整終了からの上昇ポイントになりますので買います。
そして、bで手仕舞い。
Cも上昇トレンドの調整終了からの上昇ポイントになりますので買います。
しかし、Cの後の動きでは直近高値を上抜くことなくピークを付け、Cの前の安値を割り込んだので
cで手仕舞いとなります。
上昇トレンドだから買ったのです。Cの直近安値を割り込んだことにより、
上昇トレンドからトレンドレスに転換したのですね。
買う前提である上昇トレンドが崩れたのですから当然ロスカットをします。
cの後の安値が確定した時点で高値切り下げ安値切り下げの下降トレンドが確認されました。
よって、調整終了からの下落ポイントであるDで売ります。
そして、dで手仕舞い。
また、Eも下降トレンドの調整終了からの下落ポイントになりますので売ります。
そしてeで手仕舞い。
Fも下降トレンドの調整終了からの下落ポイントになりますので売ります。
しかし、Fの後の動きでは直近安値を割りこむことなくボトムを付け、Fの前の高値を上抜いたので
fで手仕舞いとなります。
下降トレンドだから売ったのです。Fの直近高値を上抜いたことにより、
下降トレンドからトレンドレスに転換したのですね。
売る前提である下降トレンドが崩れたのですから当然ロスカットをします。
ここまでを見ると順張りで最高の売買が出来たことになります。
A、B、D、Eのトレードは利益になり、C、Fのトレードは損失になりました。
※実際のトレードでは分割売買を行っていますので、
C及びFのトレードでも損失にならずにトントンで終了ということもあり得ます。
ただし、ここではわかりやすくするためにCとFはストレートのロスカットで損失と考えてください。
4勝2敗です。勝率にすると66.7%です。
最高のトレードを行ったのに勝率は66.7%なのです。
このことから勝率100%なんてものはあり得ないということが分かるのです。
それなのに聖杯を求め続けるから相場の世界の勝ち組に入ることができないのです。
相場に聖杯はありません。
100回のトレードを行えば20回や30回は負けるのが普通です。
どんなに腕を磨いても100回のトレードで10回や20回は負けるのです。
ここで負けを認めることをしないから損失が大きくなり資金を失い相場の世界からいなくなってしまうのです。
相場の世界では勝率100%はないということを理解し、しっかりとロスカットしなければ儲け続けることはできないのです。
相場の世界で生き残っていくために、しっかりとロスカットをしていきたいですね。
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