おはようございます、松下です。
本日は、まこと投資スクール
株式投資売買技術修得コースの4日目、
トレード研究会の開催日です。
株式投資売買技術修得コースでは、
大荒れの現在の株式市場を例にとり、
どんな風に値動きを分析していくのかを教えます。
前回、前々回と、テクニカル指標の
代表的なカテゴリーである、
オシレーター系のテクニカル指標と
トレンド系のテクニカル指標に関して
教えました。
オシレーター系のテクニカル指標の
代表としてRSIを解説し、ちょうど
現在の日経平均株価に興味深い
イレギュラーパターンが成立していることを
全員で確認しました。
そのイレギュラーパターンとは、
「RSIダイバージェンス」。
RSIダイバージェンスとは、トレンドの終末部分で
ある底値圏や天井圏で時折現れる現象で、
「トレンド転換の可能性」を示唆する現象です。
2月12日にかけて、日経平均株価には
強いダウントレンドが現れました。
そして底値圏において、
RSIダイバージェンス発生。
今のところの転換点は、
2/12 14865円となっています。
底値圏におけるRSIダイバージェンスとは、
価格(終値)が前回安値を切り下げているが、
RSIは前回安値を切り下げていない状態。
この状態は、1/14から発生しました。
つまり、1/14以降に、
RSIダイバージェンスを確認した上で、
「ひょっとしたら転換が近いかもしれない」
と考えていきます。
そして、実際の転換点は、
約1か月後の2/12。
市場の値動きが、イレギュラーな状態を
作れば、それがいつまでも継続することはなく、
いずれそのイレギュラーは解消され、
正常な状態に戻っていきます。
そして今RSIは、上昇方向に
正常な動きを続けています。
今回は、RSIダイバージェンスは
今のところ転換点をはっきりと示してくれました。
気をつけなければいけないことは、
RSIダイバージェンスは、転換点でトレードを
仕掛ける逆張りの投資家には有効ですが、
トレンドの継続点でトレードを仕掛ける
順張りのトレーダーには、あまり役に立ちません。
つまり、逆張りの人には必要ですが、
順張りの人には必要ではありません。
しかし、あなた自身が
自分のトレードスタイルを決めることなく、
「そうか、RSIダイバージェンスは転換点で
現れるのか。」と知ったとしても、
おそらく後々利益につながることはありません。
こんな風に、テクニカル指標や分析は、
適切に、あなたのスタイルに合った使い方を
すれば、どんな指標であっても
利益に結びついてきます。
私がいつもお会いする多くの投資家は、
「どのテクニカル指標が一番儲かりますか?」
という疑問や質問を投げかけてきますが、
この疑問を持っている限り、
まだまだ利益が遠いと言わざるを得ません。
この2月の暴落相場で、
有効なテクニカルパターンが
現れていたことを知ってください。