*25日のNY金はほぼ横ばい。1月の米耐久財受注が前月比4.9%増と市場予想の2.5%増を大きく上回り、最新週の米新規失業保険申請が27万2000件と市場予想の27万件にほぼ沿う内容だった。これを受けて、為替市場ではドル買い・ユーロ売りが加速し、ドル建て金は割高感に押されて下落した。ただ、その後は世界的な景気先行き不透明感に支えられて下げ幅を縮小した。NY白金は3日ぶりに反落。
*25日のNY原油は続伸。前日発表された米エネルギー情報局(EIA)週報で原油在庫の積み上がりが350万バレルと依然高水準だったことから供給過剰懸念が残り、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が今週に入り、減産の可能性を否定したことから序盤は下落していた。しかし、べネズエラのデルピノ石油鉱業相が原油相場の安定化に向け、サウジ、ロシア、カタール各国石油相との会合を3月半ばに開く方針を明らかにしたとの報が伝わると急上昇に転じた。米シェールオイル業界の大規模事業延期や人員削減も好感された。米エネルギー大手コンチネンタル・リソーシズは原油安を背景に、北西部バッケンでの事業延期を見直さないと表明。米資源開発サービス大手ハリバートンは5000人規模の新たな人員削減に踏み切る事を明らかにした。
*25日のシカゴトウモロコシは、潤沢な供給や米国の作付け面積拡大予想を受けて3日続落。米農務省はアウトルック・フォーラムで、米国の今年春のトウモロコシ作付面積が前年比200万エーカー増の9000万エーカーとの見通しを示した。シカゴ大豆は南米の収穫進展、米輸出成約統計を嫌気して続落。米農務省はアウトルック・フォーラムで、今年春の米国の大豆作付面積見通しについて、前年比20万エーカー減の8250万エーカーと発表した。これは市場予想の8330万エーカーを下回る水準。
*25日のNY外国為替市場は、原油相場の上昇を受けて日欧米の株価が上昇し、リスク回避姿勢の後退からドル円相場は113円近くまで上昇した。1月の米耐久財受注が前月比4.9%増と市場予想の2.5%増を大きく上回り、最新週の米新規失業保険申請が27万2000件と市場予想の27万件にほぼ沿う内容だったことも好感された。
*25日のNYダウは、原油相場高が強材料視されて続伸。1月の米耐久財受注が前月比4.9%増と市場予想の2.5%増を大きく上回り、最新週の米新規失業保険申請が27万2000件と市場予想の27万件にほぼ沿う内容だったことも好感された。
【本日の主な経済指標およびイベント】
08:30 (日) 1月全国消費者物価指数 (前年比) +0.2% 0.0% 0.0%
(日) 1月全国消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比) +0.1% 0.0% 0.0%
08:30 (日) 2月東京都区部消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比) -0.1% -0.2% -0.1%
09:05 (英) 2月GfK消費者信頼感 4 3
19:00 (EU) 2月経済信頼感 105.0 104.3
19:00 (EU) 2月消費者信頼感・確報 -8.8
22:00 (独) 2月消費者物価指数・速報 (前年比) +0.5% +0.1%
22:30 (米) 10-12月期GDP・改定 (前期比年率) +0.7% +0.4%
22:30 (米) 10-12月期個人消費・改定 (前期比年率) +2.2% +2.2%
24:00 (米) 2月ミシガン大消費者信頼感指数・確報 90.7 91.0
24:00 (米) 1月個人所得 (前月比) +0.3% +0.4%
24:00 (米) 1月個人消費支出 (前月比) 0.0% +0.3%
24:00 (米) 1月コアPCEデフレーター (前月比) 0.0% +0.2%
(米) 1月コアPCEデフレーター (前年比) +1.4% +1.5%
*数値は順に、前回(改定値)、予想、結果。
第54回 『おしえて陳さん』
http://www.sunward-t.co.jp/movies/oshiete/